こんにちは。toffの長谷川です。

台風の影響なのか、10月も後半を迎えたからなのか、めっきり冷え込みも増し、巷ではレザージャケットアウター姿の方やマフラー着用率の高さが目立ちます。

そこで、toffにも今時期から活躍するいーヤツありますよ!って事で...

本日は、こちらのアウターをご紹介させて頂きます。

開けて着るも良し、、

ベルトで閉めるも良し...

COMOLI : COTTON GABARDIN TIELOCKEN COAT / ¥108,000 + TAX-

toffで何シーズンにも渡って仕入れ続けて来たCOMOLIの代名詞の1つでもあるタイロッケンコート。

このアイテムを見る度に思うのですが、それは春夏と秋冬で素材が変わったり、みんなに分からない程度にマイナーチェンジをしていたり、何シーズンも展開されているのに飽きがこない理由がそこにある事。

トレンチコートの原型と呼ばれているのは有名な話しです。1本のベルトによってウエストをホールドする事でボタンを使用しないタイロッケンコートをベースにし、手榴弾や剣などを装着用にD管を付けたものがトレンチコートの始まり。20世紀初頭に第一次世界大戦でイギリス軍が採用したとも言われています。

ややゆったり目のサイズ感でAラインのシルエットが力の抜けたようなリラックス感を演出し、バサッとラフに羽織れるのも魅力です。それも、このサイズ感とシルエットがあってこそなんだと(勝手に)思います。

ふわっとした着心地とリラックスした空気感、シルエットを含めてオーバーサイズを求める現代のファッションにおいての先駆けと言っても過言では無いと(また勝手に、、)思います。

素材には玉虫色にも近いカラーのコットンギャバジンを使用。同素材のコートといえばトレンチコートが代表的ですが、トレンチコートの原型であるタイロッケンコートにこの生地を使用することで、クラシックでありながら現代的であり、過去にあった秋冬のタイロッケンとは違った魅力のある1着に仕上がっています。

展示会の時に「いつかこのコートが古着屋でバーバリーのトレンチコートの隣に並んでいたとしたら凄い嬉しいです」というデザイナーの小森さんの発言は、この生地とタイロッケンコートへの強い想いが込められているんだなと感じました。

コットンギャバジン特有の風合いはパリッと新品の状態も相当格好良いのですが、着込んでクタッとしてきた時のシワの入り方や毛羽立ちも非常に楽しみです。こちらのタイロッケンコートは時を重ねるほど自分だけの1着となりやすく独特の雰囲気が出しやすい、言わば「育てる」魅力に溢れているコートなのではないでしょうか。