This month's music.
こんにちは。
toffの岡本です。
ゴールデンウィークも後半ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
前半に比べ幾分過ごしやすい気候で、五本木はゆったりとした気持ちの良い空気が流れております。
さて、毎月恒例のwaltzさまのカセットですが、今月もしっかり入荷しております。
instagramでも気になっていましたが、先日伺った時にGUCCIとのコラボ(!)もまだ見れました。
気になる方は是非行ってみてください。そしてそのまま東横線沿いをブラブラしてtoffまで...。
それでは今月の音楽はコチラ。
SARA RENBERG : Night Sands / ¥1,280 + TAX-
Label : Antiquated Future
Genre : Indie Rock
ひたすらゆるく、全く力の抜けたギターポップ。散歩するようにマイペースなこのサウンドが妙に気持ちいい。
ポートランドで活動する女性シンガーソングライターSara Renberg。ギターを弾きながら独り言のように淡々と歌う不思議キャラ。でもその音源は、なんか温かく優しい。Beat Happening辺りのローファイ・インディー・ロックに近い感触だけど、Saraの方が牧歌的でピースフル。天然じゃなきゃ作れない、ある意味アートロック。
LAWN : Blood On The Tracks / ¥1,480 + TAX-
Label : Forged Artifacts
Genre : Indie Rock
一聴した瞬間に想起するのはニューヨークパンク。Velvet Underground、Television、そして最も近いのはFeelies(隣のニュージャージーのバンドだけど)。ギター、ベース、ドラムスによるシンプルな演奏は余白が多く、それ故に個々の楽器音が際立って非常にシャープに鳴っている。正にあの時代のアートパンク/ニューウェーヴの音。これが南部のニューオリンズで活動するバンドの1stアルバムだという衝撃の事実。そのギャップも含めて、かなり面白い3人組が現れた。
DOMINIC MARSHALL : Compassion Fruit / ¥1,680 + TAX-
Label : Inner Ocean Records
Genre : Electronic, Beat Tape
スコットランドのジャズピアニストDominic J Marshallが、カナダのビートテープレーベルInner Oceanから作品をリリースするという事実に新鮮な衝撃を覚える。ジャンルの異種交配を繰り返しながら、世界レベルで拡張するビートシーンを象徴する出来事だから。
規則性から解放されたビートは自由に地を叩き、会話するかのように呼応する色彩豊かな鍵盤音は上下左右に転がる。今作におけるDominicの挑戦により、ビートテープはHip Hopの面影さえも消去して、現代音楽の域に入っていく。
KOOL KEV : Kool Kev's Cookout💲 / ¥1,680 + TAX-
Label : The Dark Forest
Genre : R&B, Mixtape
これはテンションが上がる。世界中で愛され続ける90s R&B。みんなが12インチで必死に追いかけていたあの時代の名曲で繋ぐ最高の45分。回すはニューヨークのDJ Kool Kev。Blackstreet、Montel Jordan、TLC、Mary J Blige、Next、SWV、Ginuwaine。ストレートで押しまくる王道の選曲で、気分は一気に20年前へとリワインド。パーティーに、ドライヴ二、どんなシーンにおいても盛り上がること必至の万能なMix Tape。
MILFORD GRAVES : Percussion Ensemble / ¥1,680 + TAX-
Label : Personal Affair
Genre : Jazz, Free Jazz
ブルックリンに拠点を置くレーベルPersonal AffairのESP-Diskカセット化プロジェクト第4弾。
ジャズドラマーMilford GravesとパーカッショニストのSonny Morgan。2人の打楽器奏者がただひたすらに太鼓音のみで会話するプリミティヴな名作。
1965年作。
いつものように全てご試聴できますので、お気軽にお声掛けください。
データで聴くのも良いですが、アナログならではの良さを是非。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。