toff director blog #29
皆様こんにちは。toffディレクターの関です。
toffでは明日までこんなスペシャルなイベントがやっていますが、こちらParisではWomensのファッションウィークの真っ最中です。
今取り組んでいるのはtoff以外のプロジェクトでもMensの仕事がほとんどですので、このWomensの期間はそこまで忙しくはないのですが、いくつかのショールームなんかは仕事で回る必要があります。
毎月このDirector blogはtoffで扱っているアイテムに関連する事を買いていますが、たまには全然関係ないもの、でももしかしたら今後関係あるようになるかもしれないブランドの事を買いてみます。
(ちなみに買い付ける予定は今の所ありませんので、もしご要望があれば岡本さんと鈴木さんにリクエストしてみてください)
前職の頃にその存在を知ってからParisのショールーム(MensとWomensの時期どちらもなので年に4回)には定期的にお邪魔しつつも、お仕事としてはなかなか実現せずの関係。
ただただため息が出るほどの美しい革靴をイタリアで作り続ける女性。
スニーカーよりも革靴が好きなのはtoffにお越しになる皆さんなら共感して頂ける事も多いかと思いますが、履いたことのない革靴にはいつだって惹かれてしまうもの。
この靴、今まで見てきたどの革靴とも違う雰囲気を持っています。
それもそのはず、個人的な感想になってしまい恐縮ですが、そもそもイタリア靴を履いたことがない。
toffに来られる皆さんも同じような趣味の方が多いのではないかと思いますが、どうでしょうか?
なんとなくのイメージ、だけはありませんが実際にもイタリア靴はやはり色気のあるものが多いかと感じます。
そんな理由もあって避けてきた方も多いのではないでしょうか。
この靴にももちろんたっぷりの色気はあるのですが、それだけではない上品さがあります。
つまり嫌らしくならない「色気」とでも言えそうです。
それは木型だったり、ソールの付け方だったり、ヒールの高さだったり、
全てのバランスが絶妙に嵌ることで成り立っているバランス。
そして女性が作る男性靴というのにもその理由があるのかもしれません。
もちろんそのデザインを活かすための確かな技術を持った熟練の職人たちによる手作業もそこにはあります。
(たしか日産20足だったかな・・・)
2年ほど前に工場を訪ねたことがありますが、それはそれは素晴らしい体験でした。
と、ここまで買いておいてtoffでの取り扱い予定はないのですが、今回は今進めているParisの別プロジェクトにてようやく取り組みが始まりそうです。
もちろん自分用にもオーダーしたいなと目論んでいます・・・
またまた個人的な意見で恐縮ですが、最近は新しい革靴を買っていないので、こういう素晴らしいコレクションを見ると一気に欲しいモードに入ってしまいます。
足は2足しかないなんて野暮なことは言わずに、素敵な靴との出会いを受け入れたいですね・・・
それでは皆様、また10月末にお会いしましょう。
ニットやジャケットとともに(そして素敵な革靴とともに)秋の装いを楽しめますように。
toff ディレクター関