TF Original 2pack T-shirts
こんにちは、TFの鈴木です。
今週末、18日 金曜日、19日 土曜日、20日 日曜日はTFの11周年を記念して、様々な企画を予定しております。
…と言う話は昨日しましたので、サラッといきますが、、いわゆる「周年記念アイテムの販売」と「超お買い得なSALE」、「普段これだけのラインナップが揃う事は無い中での試着」の3本柱。
TFのblogでは今日から、スペシャルなアイテムを”所感”を中心にご紹介していこうと思います。
気になる試着会はそれぞれブランドのInstagramを、SALEについてはTF privateアカウント(店頭で相互フォローした方のみ公開)と柴くんの個人アカウントにてちょろっと出てますのでそちらから。
さて、一発目となる今日はこちらのアイテムから。
TF Original 2pack T-shirts / ¥8,800-
今でこそシャツの下、ニットの下、スウェットの下、、、丸首の”肌着”を着る事自体が当たり前になっていますが、10年と”ちょっと”遡るとそんな事はありませんでした。
そう、、ファッション的には”割と”NG。
首元から”肌着”が見えているのはおじさんやおじいさん。
(お洒落な○○とか、〇〇風なと言う概念はあまり無いので、本当の、、、)
それが普通でした。
みんなVネックかタンクトップ。そんでもって黒とかグレー。
そのような感覚を持っていた僕ですが、アパレル企業に入社して一年目だった僕の上司だったのがTFディレクターの関 隼平氏。
因みに、入社から2ヶ月後に入ったほぼ同期が岡本さんです。
そんな、関さんが愛してやまなかった「ADAM KIMMEL」。
デザイナーが何かのインタビュー写真で、インナーに白teeを着ているのを見て真似していた”スタイル”が我々の「インナー白teeスタイル」の始まり。
それが、我々のユニフォームとなり、今に至るまで抜けない訳です。
(あくまでも我々が人のスタイルを真似をしただけで、強制的に”やらされた”訳では無いので、申し上げておきます…一応…)
我々の”インナー白tee”愛はそこからスタートする訳です。
今の時代は丸首白teeは当たり前。
その流れを作ったのは2012年6月にリニューアルした一冊の某雑誌の影響でしょう。
穴が空く程読みました。
白い靴下なんかもその影響でしょう。
編集長が変わり、、、とか、、前身のBRUTUSの、、、とか話し始めると、キリが無いのでやめましょう。
様々な世情を感じながら生きてきた約10年。
肌着=白い丸首
を求め続けてきました。
理想的な一枚を見つける為の第一歩。
今回制作したパックtee制作は二枚組み。
“アメリカのパックtee”をイメージしたちょっと安っぽいパッケージもしっかりと作り込みました。
※デザインはイラストレーターのSHOKO TAKAHASHI氏に依頼。
素材はコットン70%にルナセルと言う素材を30%混ぜています。
ルナセルは、コラーゲン(動物性タンパク質)とセルロース(植物性繊維) の良さを一つにした様な素材で、夏は爽やか・冬は暖かく快適性に特化したハイブリッドなレーヨン。
(吸放湿性、保温性、吸湿発熱性肌に優れた健やかな素材と思っていただけたら)
ベースにしたのは今は無き某U.S.A.の丸首白T。
やはり、インナーteeで一番気になるのは首元。
このTシャツでも、一番拘ったポイント。
ネックの形、リブの組織、素材、ネック幅、、。
楕円、馬蹄、円。
様々な形を作っては、着て、首元の収まりをチェックして、、気が付けば構想から一年以上が経っていました。
リブも太すぎると着た時にリブが立ちすぎて主張が強いし、細すぎると直ぐにヘタる。
未洗いの状態で「気持ち太め (約2.5cm)」に設定してますので、洗濯を繰り返していくうちにちょうど良い太さに縮み、ネックの形と相まって良いバランスに収まるように設計しています。
テストサンプル(商品と全く同じ物)を既に数十回に渡って、洗濯、乾燥機と繰り返していますが、今のところネックのヘタりは気になっていません。
素材はルナセルを混ぜた事によってサラッと心地の良い肌あたり。
それ故に、「もっと心地の良いTシャツ」を作りたくなりサイドに縫い目の無い丸胴と呼ばれる編み方を取り入れたかったのですが、、、とにかく工賃が高い。
(沢山数を作れば安くなるのですが、現状の規模感で見た時には、ちょっと難しそうでした)
「肌着の白tee = 消耗品」
あくまで、この概念は崩したく無かったので、丸胴で編んで税込1万円台後半になるのであれば、、何か違う方法を模索しようとなり、取り入れたのが、、「センターバックシーム」。
大抵の物は脇下から裾にかけて縫い目が入るのですが、こちらは脇下からは入らず一枚続き。
その代わりに、背中に一本の縫い目(縫い目が気になりにくいフラットシーマ)を入れています。
丸胴に近いシームレスな着心地を再現すべくして取り入れた縫製方法。
特に意識をしてはいませんでしたが、繰り返し洗濯をしても型くずれしにくいと言う思わぬ誤算までくっついてきました。
自分で言うのもなんですが、とにかく肌に触れた時の着心地を大きく左右するステッチ具合も本当に絶妙です。
パッケージ
素材
ネックの形
着心地
どれをとってもオススメが出来るパックteeが完成しました。
サイズ展開はM,L,XL。
173cm / 60kgで各サイズ比較です。
size : M
肩幅 41.5cm , 身幅 48cm , 着丈 72cm , 袖丈 21cm
size : L
肩幅 43.5cm , 身幅 50.5cm , 着丈 74cm , 袖丈 22cm
size : XL
肩幅 45.5cm , 身幅 53cm , 着丈 76cm , 袖丈 23cm
11月18日 (金) 18:00~ 店頭にて販売を開始します。
オンライストアは在庫がある場合に限り(多分無くならないくらいあるので大丈夫だと思います)、20日 (日) 20:00~販売を開始予定です。