TF director blog #65
皆様こんにちは。TFディレクターの関です。
今月、TFは11周年を迎えることができました。
移り変わりの早いファッション業界で、TFがご紹介するスタイルを皆様に共感いただき、これまでサポートしてくださったからこそ、ここまで続けてこられることができました。
心より御礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。
昨年は10周年というキリの良い年でしたので、たくさんのブランドと一緒に別注商品を作らせていただきましたが、今年はそのようなお祭り的なアイテムではなく、定番にフォーカスした内容となっています。
一度履くと病みつきになること請け合いのオリジナルソックスも気になるところですが、一番力を入れて製作したのが白い丸首の2枚パックTシャツです。
「なぜシャツのインナーは白Tなのか?」というストーリーから、素材やディテールのご紹介などはこちらの鈴木さんのブログに詳しいので是非ご一読ください。
自分用にも1パック、日本から届けてもらったので、本日は着用の感想などを。
まずはパックのデザイン。アガります。
購入して開けたら捨ててしまうパックですが、やはりパックがあるかないかだと気分が違います。
気分は大切ですよね。
パックからTシャツを出したらまずは洗います。
洗濯機で普通に洗って良いと思います。
生地が馴染んでより気持ちよく着て頂けます。
Tシャツやシャツなど、肌に直接触れるものは一度洗濯してから着るのをお薦めします。
お湯洗いでの縮みは思ったより少ない印象です。
着丈が1〜2cm短くなり、身幅はほぼ変わりません。
乾燥機に入れるとたくさん縮みが出ます。
試しにやってみると、着丈で約5cmほど、身幅で4cm(一周だと8cm)の縮みが出るので、着丈が長いと感じる方は試してみるのもアリかもですが、洗濯絵表示は「タンブル乾燥禁止」となっているので、自己責任でお願い致します。
余談ですが、ネック裏にプリントされた品質表示のバランスも良い感じです。
個人的にあの品質表示タグが大の苦手でして、Tシャツだと肌に当たってチクチクしてしまい気になるんですよね。
デザインだけでなく、機能的にも直接プリントで表示してくれているのは有り難いです。
洗濯も終わって着用してみると感じる「気持ち良さ」。
これまた個人的な感想で恐縮ですが、化繊が入ったTシャツが苦手でして。
以前も某ブランドの機能性Tシャツを着てみたところ、カサカサした素材感で身体が痒くなってしまい、結局一度きりで着るのをやめてしまった思い出があります。
その点でも今回のTシャツに30%含まれている特殊なレーヨン(ルナセル)は天然素材由来の再生繊維ということもあり、化学繊維の中でも天然繊維に近い特性を持っています。
このルナセルは、夏は涼しく、冬は暖かいという機能を持つ素材なので、1年を通して快適な着用感を味わえそうです。
「保湿性」が高い、というのも先ほど述べた機能性Tシャツにはない嬉しい特徴です。
まだ数日間の着用ですが、それでもコットン100%のTシャツに比べるとサラッとした気持ち良さを強く感じることができます。
初めて着た時は生地が少し薄いかな?と感じるかもしれませんが、あくまでもインナーとして着用するTシャツとして考えると問題ないかと思います。
1年以上かけて繰り返しサンプルを作り直したTFスタッフ渾身の(でも見た目は本当に普通な)白い丸首のTシャツ、まだ試されていない方は騙されたと思って是非ともお試しください。
蘊蓄ばかりで疲れてしまう昨今の世の中ですが、「気持ち良い」を実現するために積み重ねた工夫はこの際皆様は無視して頂いて、着た時の感覚を大切にして頂ければ幸いです。
「気付くと手放せなくなる」、そんなアイテムが理想ですよね、毎日使うものは特に。
それでは皆様、また12月末にお会いしましょう。
2022年も残り1ヶ月。
皆様が良い一年の締めくくりができることを願っています。
TF ディレクター関