This month's music.
こんにちは。toffの長谷川です。
先月より、toffのBGMはカセットになりました(改めて、、)
そして、中目黒の名店" waltz "様のご協力のもと(ありがとうございます)、月代わりで新譜5タイトルを店内BGMとし、toffのイチオシとしてご紹介しているのが、この『This month's music』です。
もちろん、ご購入もしていただけます。
それでは早速、今月の5タイトルをご紹介致します。
まずは、こちら...
SWARVY / Stunts, Volume1-4 : ¥1,680+TAX-
LAのトラックメイカーSwarvyによるビートテープ。4部のストーリーを、それぞれ10曲で構成する今作。まるで70年代のブラックムービーのサウンドの如く、ミステリアスでロマンティック、そしてファンキーなトラックが次々と展開していきます。敢えて粗雑な音像を作ることによってヴィンテージ感を醸し出している拘り方は、極めてオタク的でありクール。
JONATHAN ROWDEN GROUP / Skyward Eye : ¥1,680+TAX-
LAを拠点に活動するJonathan Rowdenは、サクソフォニスト / コンポーザーとして現在のLAジャズシーンで最も有望視されている気鋭のアーティストです。2013年にカルテットを結成し、2作目のグループ作となる今作は、なんとJonathan Rowden自身の好意により、waltz限定仕様のカセットで到着しました!ジャズと言う表現形態を通じてアートを創造する姿勢はジャケットデザインの細部にまで宿っており、幻想的な光景の間を浮遊する飛行船は正に彼のサックスの音色を象徴しているかのよう。クラシカルなジャズを理解した上でその超越を試みる新世代の中でも、更にネクストに位置する存在であることが今作で証明されています。
ERIC & MAGILL / Peach Colored Oranges : ¥1,280+TAX-
シンプルなフォーク・ソングと美しいアコースティック・サウンド。この純粋な組み合わせが、実は最も難易度の高い音楽表現形態なのではないかと思います。Eric & Magillはミルウォーキーで活動するRyan Weber とEric Ostermanのデュオ。二人は古くからの友人で、共に旅をしながら音楽活動をしています。彼らが創造する非常に上質なアコースティック・ポップは、ある時は室内音楽のような品性を示し、またある時はロードムーヴィーのサントラのように牧歌的な味わいを示します。難易度の高い表現形態を追求し、こんなに素朴で美しい作品をカセットで届けてくれる彼ら。4作目の傑作です。
ZAK DAMUNDO / 3AM : ¥1,680+TAX-
タイトルとジャケットデザインが示す通り、深夜のストリートの情景を描くビートテープ。このスタイリッシュな作品はサンフランシスコのDJ / プロデューサーZak Damundoによるもので、今作が1stアルバム。ダウンテンポ、ファンク、エレクトロニカの要素を吸収したHip Hop。孤独感に覆われたゴーストタウンで鳴るべき、不安感と優美さが同居するサウンドトラック。
DJ HARRISON / Slyish : ¥1,680+TAX-
USリッチモンドをベースの活動とするプロデューサーDJ HARRISON。「Slyish(スライのような)」というタイトルがすべてを示す、正に「一人Sly & The Family Stoneトリビュート」作品。単なるカヴァーではなく、意図的に「Sly風」に作られたレトロ&スモーキーなトラックからはオタク的な偏愛がにじみ出ていて、そこが余りにも素晴しい!ジャケットのオープンリールプレーヤーが、彼の創作精神を象徴しています。
(カセットのキャプションは全てwaltzさまより)
といった、ラインアップが今月のBGMとして店頭で流れています。
このアルバムが聞きたい!等々、いつでも視聴可能ですので店頭STAFFまでお気軽にお申し付け下さい。
前回に引き続き、" waltz "のオーナー角田さんにアドバイスを頂きながら、セレクトしています(岡本が、、笑)。Blogを書きながら聞いていましたが、今回もかなり良い曲ばかり。
toffに滞店していただく際に、洋服はもちろんですが音楽にも注目していただけたら幸いです。
耳や記憶に残るであろう名曲の数々を是非、ご堪能下さい。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。