12月の対談blog #1





(岡本・鈴木) 「こんにちは。」



(鈴) 「えー、今日から12月の中旬頃まで、ちょっと対談形式でblogを書いてみようかと思いまして。」


(岡) 「ちょっといつもと違う角度になると思いますので、新鮮な感じで読んでいただけたらと。」







(鈴) 「さて、早速なんですが、今日は山内のアウターを。」



(岡) 「いきなり大物が来たね。」





(鈴) 「もうね、凄いです。コレ。」



(岡) 「凄過ぎて凄いしか言えないね…。笑。」








(鈴) 「山内さんが15年の歴史の中で国内の機屋さんと取り組んできたいろんな生地を、パーツ毎に割り振って奄美で泥染してしまうという…。」




(岡) 「全部で90パーツくらいあるのを全部ランダムで割り振ってるから、同じ個体が無い、全部一点モノなんだよね。」







(鈴) 「もう作品ですね。」




(岡) 「確かに、アートピース。モノとしての迫力がすごい。」









(鈴) 「アウター、ライナーのセットで、個々のクオリティの完成度が高過ぎるから実質コート+ブルゾンなんだけど、この2着をくっつける仕様がまたすごい。」





(岡) 「ボタンでくっ付けるんだけど、この仕様は見た事ないね。」









(鈴) 「山内オリジナルで、別々で着用した時にも収まりがめっちゃ良い。」








(岡) 「ライナーを着脱するのって結構決まった構造が多いけど、こういう新しい構造を見ると、ああ、洋服って進化してるんだなあ、面白って思うよね。」







(鈴) 「確かに。あとやっぱりこのリブね。」








(岡) 「これはヤバい。狂ってる。」






(鈴) 「いわゆる編み地の「リブ」の上に布帛の生地を重ねて、リブに一定のテンションを加えながら一本一本手作業でステッチを入れる、通称「山内リブ」。」






(岡) 「これは絶対やりたくない。生産効率悪すぎる。まあ染めや縫製の面でもそうだけど。でも思いついちゃってそれがクオリティを上げる事になるなら、やらざるを得ないんだろうね。そんな職人的、「ものづくり」が詰まってます。」








(鈴) 「もちろん縫製もこれでもかという程綺麗だし、細部までやりきってるよね。素晴らしい。」








(岡) 「やっぱりネックなのは値段かな…。」



(鈴) 「家や車を買う感覚に近い気がするな。」




(岡) 「時計とかね。」


(鈴) 「クオリティは突き抜けてるし、アウター2着分且つ泥染の経年変化も楽しめるから、ずっと着てもらえるといいなあ。」



(岡) 「そうだね、モノとしてのクオリティや着た時の高揚感はやっぱり素晴らしいので、気になる方はちょっと清水から飛び降りていただいて。 ごく一部の服好き、人間が作る「物」が好きな方にブッ刺されば良いなと思ってます。」







(鈴) 「ぜひとも一度、見ていただけたら。」







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