12月の対談blog #2
(岡本) 「今日はコレにしようかな。」
COMOLI : カシミヤ ダブルチェスターコート / ¥308,000-
(鈴) 「カッコいいんだけどね…。(沈黙」
(鈴) 「いきなりのネガティブスタート、、笑。ここ数年そうだけど、世の中の流れなのかな？カジュアルシーンでは、クラシカルなコートを避ける人多いよね。」
(岡) 「時代感もあるんだろうけど、TFのお客様で言えば、単純に生活スタイルを考えた時に、使用頻度の問題で敬遠してしまう方も多いからね。」
(鈴) 「まあね、、、実際チェスターコート来て、子供の送り迎えとか公園行きづらいもんね。『お洒落父ちゃん』ではあるけど、、、。まあ、ある程度そこは分かってるからダブルのチェスターは今季これだけ？かなと思うんだけど、、、。ただね、THE SARTORIALISTのスコット・シューマンとか、TFのロゴ作ってくれたリョウタツさんのストリーズとか投稿にクラシカルなコートをカジュアルに着崩したスナップとかが出てくるのを見ると、やっぱりTFでも”推したい”ってなる訳よ。」
(鈴) 「うわ、、カッコいいってなるのよ」
(岡) 「分かる。けどさ、販売する方も結構大変ではあるよね笑。実際、『これ買います！』ってなると、接客していてかなり嬉しい瞬間ではあるんだけどね、、。その人の感覚にバシッと突き刺さるというか、佇まいにすんなり収まる服を販売出来るってのは販売の人にしか分からんかもね。だから、毎シーズンやりたいと思うよね。」
(鈴) 「ドレス畑出身じゃないTFチームが、THE CITYじゃない場所で、そういうスタイル推すのがセレクトショップとしての面白みだと思うしね。」
(岡) 「まあにしても、昨日も同じこと言ったけど凄過ぎて凄いしか言えないね…。」
(鈴) 「何年か前に小森さんと話してて、ご飯が美味しいと思う感覚は人それぞれで、服も同じなんですって。理屈や情報じゃ無くてその人の感覚(味覚)。最終的に『なんでこんなに美味しいの？』という方には、具体的な説明を分かりやすく話をする様にしてるって言われてさ。凄いしっくり来たのよ。」
(鈴) 「それ以来、COMOLIに限らず、初手からスペックを誇示する説明はなるべく辞めて、自分が感じた意図とかセレクトする意味を提案をしようと思って来て、、、何年か経過しました、、」
(岡) 「ちょうどコロナになった頃だったかな、、確か？正直、店も閉めてて、いつもより色々考える時間は増えたから良いきっかけにはなったよね。今も、そのスタンスでやってて、『なんでこんなに美味しいの？』って聞いてくれる方が多いからほんと有難いよね。」
(鈴) 「そうね。ただ、blogの趣旨としてはしっかりと解説！しないといけないんだろうけど、、、笑」
(岡) 「辞めとく、、？笑。そういう訳にもいかないんだけど、、ほどほどにやろうか。」
(岡) 「生地の使い方も凄いんだけど、、やっぱり手仕事の多さかな？」
(鈴) 「ここもでしょ？ここもか。ここもか。これもじゃん。ここ…」
(岡) 「今更？笑 凄いんだって、、、。けど、それを大々的に打ち出す訳でも無く当たり前の様にやってるところはやっぱり流石だよね。」
(鈴) 「(あまり聞いておらず試着を始める)」
(鈴) 「いやー、、いいね。今季アウター買っちゃったけど、、、。2~3ヶ月くらい家族会議しないとかな笑」
(岡) 「ずっと言ってんじゃん、、買いなよ笑。ハンガー面よりも、実際に着てみて良さを実感するコートよね。」
(鈴) 「ちょっと前向きに検討を…。にしても嫌な企画だね、、、。」
(鈴) 「話変わるんだけど、COMOLIって場所にもよるけど基本ボタン小さめだよね。このチェスターの袖も他のブランドと比べても結構小さいと思う。15mmくらい？。昔買ったのドロストもそうなんだけど、『フロントのボタン小さいな~』って思ってたから。」
(岡) 「変に主張したく無いんじゃない？(予想)聞いてみないと分かんないけど、、」
(鈴) 「なのかね？小さいから勝手が悪いとかでは無くてね。ボタンの大きさは、そこまで気にしない人もいるだろうけど、そう言う所まできちんとデザインされてるなーと改めて思うよね。」
(岡) 「なんか大丈夫かな？生地の話してないけど笑。そろそろ、オープン準備しないと、、、」
(鈴) 「試着して、いいねーって言うblogになる、、？明日ジャケットの方で生地は紹介する事が決まってましたよ感出して、そっちでカバーしよう」
(岡) 「そうね、、そうしよう。」
皆様のご来店を心よりお待ちしております。