12月の対談blog #9
(岡) 「今日は何にしようかねえ。」
(鈴) 「そうねえ、これは?」
(岡) 「あー、激渋なやつね。」
English Utopia : HARLE RAINCOAT (Nautical Navy) / ¥137,500-
English Utopia : HARLE RAINCOAT (Merlot) / ¥137,500-
(鈴) 「COMOLIのコートやブレザー、CONCETTOの時も言ったけど、現代のカジュアルシーンではクラシカルなコートは敬遠されがちだよね、、。」
(岡) 「なんかそういうの多いな今季。まあ僕らがめちゃくちゃ格好良い!と思ったコートが結構クラシック寄りだったという、、、。」
(鈴) 「提案としてはすごく良いと思うんだけどなあ。ただ敬遠されがちなアイテムばかり仕入れるという点では、バイヤーとしてアホなのかも、、。」
(岡) 「ソレはもう、アホだろうなあ。でも格好良いと思うんだけど、、、。」
(鈴) 「なかなかこの格好良さは伝わり辛いのかもね。」
(岡) 「そもそもTFでオイルド、ワックスド系のアイテムを取り扱うのは今まで無かったに等しいくらいだから、かなり珍しいよね。」
(鈴) 「そうね、世の中の流れ的にも一時そっち系が流行った時も乗らなかったし、、、。ただこのコートは試着してめちゃくちゃ良いなと思ったから仕入れたんだよね。」
(岡) 「やっぱりこの英国レインコートらしい、しっかりロングな丈感でこの生地。っていうのが好きだなー。」
(鈴) 「この形が良いよね。ジャストだとクラシックな印象が強くなるけど、大きめのサイズでカジュアルに崩して着てもらえると、結構東京にフィットすると思うんだけどな。」
(岡) 「この襟も格好良いよね。」
(鈴) 「ワックスコットンにはやっぱレザーの襟がよく似合うね。コーデュロイもオーダー出来たんだけど、やっぱレザーかなと。それぞれボディの色に合わせて黒とブラウン。」
(岡) 「色合わせ完璧。」
(鈴) 「色合わせと言えば裏地もね。」
(岡) 「どっちもネイビー系の裏地だけど、微妙に違ってて。navyボディのほうが青みが強くて、メルローの方がグレーがかったような色味かな。絶妙なコンビネーションだね。」
(鈴) 「あとはやっぱり軽めのワックスコットンだから、臭いやベタつきがほぼ無いのも良いよね。オイルド、ワックスド系が苦手な方にもぜひ試して欲しいな。」
(岡) 「昔古着でイギリス製のオイルドのロングコートを気に入ってよく着てたんだけど、やっぱり臭いし重いしで着なくなっちゃったんだよね。何回も洗って天日干ししたりしてたけど、、、。ただ物は格好良いから着たいっていう、そんなジレンマを解消してくれるコートかな。」
(鈴) 「やっぱりオイルド系は何かしらあるよね。個人的には洗った後にオイルを入れ直す作業も結構好きだったりするな。」
(岡) 「まあね、靴磨きと一緒で、手が掛かる子ほど可愛いというか。」
(鈴) 「愛着が湧くよね。これは軽めのワックスドコットンだから、たまにワックスを塗ったりしても楽しいんじゃないかな。」
(岡) 「そうだね、使い込んでくたくたにしても格好良さそうだし。」
(鈴) 「あとはインポートならではの綺麗すぎない縫製もまた良いんだよね。」
(岡) 「わかる、この一種粗さのある縫製が良いキャラになってる。」
(鈴) 「日本のブランドだと結構気になっちゃうことが多いけど、インポートだと何故だかプラスに捉えられる不思議、、、。」
(岡) 「パターンや生地感との兼ね合いもあるんだろうね。全体として一貫してて格好良ければマルになるという。」
(鈴) 「まーでも、どうすか、久々に。こっち系。」
(岡) 「格好良いよね。あんまり着てる人が多くないのも良いし。クラシックなものをカジュアルにラフに着るって洒落てると思うんだよなあ。」
(鈴) 「イケてるよねー、そんな人が増えれば良いと思うんだけどなあ、、、。」
皆様のご来店を心よりお待ちしております。