Business trip to Paris #3



開放感のあるガラス張りの天井が目を惹くARCHIVE 18-20。
Le BHVの裏手側、賑やかな通りから細長いエントランスを進んでいくとこの天井が迎えてくれます。
Alexander Wang、MARNI、CHURCH'Sなどを取り揃えつつ、ガジェット類、植物、自転車など幅広いセレクトで、カフェも併設されているスタイル。
そういえばHenderSchemeも置いてありまして、自分にとって馴染みのある日本のブランドを見て嬉しくなったのを覚えています。
あまり洋服屋が多いとは言えない場所に突如現れる白塗りのブティック。
CASEY・CASEY初のお店はオルセー美術館の近く、セーヌ川から少し入ったところにあります。
白塗りの壁面は手仕事を感じられるムラ感や独特の雰囲気が魅力的で、それはCASEY・CASEYの洋服にも通じるようでした。
アトリエのような雰囲気もあり、とても居心地の良い空間でした。
白塗りといえばこちら。ですが、同じ白塗りでも全くニュアンスが違うのも面白いところ。
Maison Margielaのブティックは日本同様、白衣のスタッフさんが迎えてくれます。
今回立ち寄ったのはメンズのみなので、他の店舗も見ておけば良かったと後悔。
古着屋とは思えない空間とディスプレイが非常に魅力的なLe Marché Noir。
慈善団体を通してヨーロッパ諸国からアフリカに届けられた古着は、一度現地の商人の手に渡り、露店や商店などで取引されています。
そんな古着を現地の商人から高い値段で買い付け、彼らの生活をサポートしつつ、パリで売るというユニークなお店。古着だけではなく、インテリアや雑貨類も置いてあります。
説明や写真はこちらがわかりやすいです。
スタッフの方も親切で、丁寧に説明してくれるので、ゆっくり見ながら掘り出し物を探したくなるお店です。


DUSTの文字が目を惹きますが、丁度DUST MAGAZINEの打ち出し中だったようです。
こちらの店名はThe Broken Arm。
WEBマガジン「De Jeunes Gens Modernes」を運営している3人が集まり、理想のライフスタイルを実現させたというセレクトショップ。
元々モード寄りのWEBマガジンなだけに、置いてあるのもPRADAやLEMAIREなどのセレクトで、雑誌にも力を入れている印象。
ここに置いてあったSALOMONのシューズがジワジワ気になっています…。
ショップとギャラリーの中間のような「買えるアート」のお店であるEMPREINTES。
4階まである天井の高い白塗りの空間に、様々な作家さんの作品が置いてあり、アート作品、ジュエリー、食器、雑貨など、様々なものが販売されています。
ディスプレイが「陳列」ではなく、「展示」に近く、非常にクリーンな印象。

そして同じように陳列よりも展示だなと感じたのがこちらのHERMES。
(店内に見惚れて店内写真を撮り忘れたのでこちらの画像検索で…すみません…)
上のEMPREINTESからはギャラリーの印象を受けたのに対し、HERMESは美術館のようでした。
モノ単体を美しく見せようとすると、やはりある程度周りと干渉しない為の余白が必要だったりすると思いますが、空間自体の持つ力って大きいなと。
どう見せたいかもありますが、どこに置いてあるかによってモノの見え方が変わるのは改めて痛感しました。
そしてappleや…

CHANELのような、歴史を感じる街並みの中に突如現れる電飾や現代的なロゴ。
一見違和感を感じますが、すぐにそのアンバランスさが良さになるのが面白い感覚でした。
もちろん例外もあると思いますが、ヨーロッパは地震が少なく永く残っている建築が多いと聞きます。
そんな建築にモダンな要素を足していく行為はずっと自然に行われてきたことかもしれません。
ルーヴル美術館のピラミッドもそうですが、クラシックなものとモダンなものを組み合わせるのが上手いなと感じました。
その他にも街を歩いていると…
エントランスが素敵なレストラン(残念ながらまだ営業してませんでした)や…
素敵なマダムがいるギャラリーや…
お洒落なバーバー(髭を整えてみたかったです…)
フィギュア屋と見せかけたプロテイン屋など…
それぞれ個性的で工夫を凝らされたお店を見かけるので、歩いていて飽きず、刺激的な出張となりました。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。