Business trip to Paris #4
こんにちは。toffの岡本です。
出張ブログ最終回は、パリの街で見かけた人々の装いについてです。
お洒落な人も多いパリですが、服に興味がなさそうな方も勿論いるので、なるべく偏らないように、普段からこんな格好をしてそうなリアリティのある構成でご紹介できたらと思います。
まず、目に付いたのは90%以上の方がスリムなパンツを穿いていること。
ストリートが好きそうなキッズや、年配の方が穿くスラックスはワイドなものが目立ちますが、細身のストレートやテーパードのパンツを穿いている方が圧倒的多数です。
この時期は特に朝晩の冷え込みが激しいので、太めのパンツを穿いていた僕は、裾から入ってくる冷たい空気に悪戦苦闘しておりました。皆、ワイドパンツは寒いからこの時期は穿かないのではないかと思った程です。
また、文化として日本は和服に代表されるように平面的なパターンで、着た時に人体と洋服に間を持たせるのに対し、ヨーロッパの洋服は立体で人体に沿わせるように作るので…とか考えましたが、こじつけ過ぎますね。
やっぱり寒いからだと思います。
また、ダウンジャケットを着ている方も日本に比べて目立ちます。
やはり寒いから冬はダウンなんでしょうか。日本よりも幅広い層に浸透していました。
気温に対応するために、暖かく、機能に優れているものをチョイスするという事を自然に行っている印象です。
また、前回長谷川がパリへ行った際もそうだったようですが、足元はスニーカーが目立ちます。
WHITEが一番良く見かけましたが、思い思いのカラーを挿し色として使っている方もちらほら。
相変わらずstan smithは根強く、履いている方は多いです。
ただ、その他のブランドやモデルはバラバラで、突出した流行はあまり感じられませんでした。



また、革靴ではサイドゴアブーツを履いている方を良く見かけました。
季節的にもズバリな時期ですし、気分の方も多いのでは…。


また、老若男女問わずワントーンのコーディネートが非常に多いです。
僕の中で、パリの人はブラックのワントーンが好きという勝手なイメージを持っていたのですが(80年代コレクションブランドの影響でしょうか…)、ブラックに限らず、ネイビーやグレーなども見られました。




また、ビビッドな色の使い方も非常に上手だと思います。
これは特に女性ですね。色の取り入れ方が絶妙で目を惹くんですが、派手すぎたり変に浮いていたりせず、不思議と馴染んでいるなと感じます。


全体を通してですが、サイズはジャストを好まれる傾向が強いようです。
オーバーサイズのアイテムを着ている人はあまり見かけず、そういったサイズ感は東京との違いとして感じました。
また、個人的に気になったのはご年配のムッシュ、マダムがとてもお洒落だということ。

シルエット、カラーバランスが絶妙だったり
恰幅がいいからこその組み合わせだったり
ダークオリーブとパープルの非常にバランスのいい色合わせだったり

オイルドジャケットのフロントボタンが捲れてても何か良かったり。
ジャケットのチェック柄に入っているパープルをマフラーで拾っていたり。

全身のボリュームバランスが良かったり。

色でペアルック的なことをやってみたり。
自分の体型、髪や肌の色、雰囲気、キャラクターなどを理解し、変に若作りもせず、自分に似合うものをわかった上で服を着る行為を楽しんでいるんじゃないかといった印象を受けました。
そんな風に歳を重ねたいと思いますし、そういう提案もちゃんと出来る店でありたいと思います。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。