Slopeslow

こんにちは、TFの鈴木です。




新ブランドの新作が入荷いたしました。

週末にご来店いただき、お買い上げいただいたお客様もいらっしゃるので、数はあまりありませんが皆様に唸っていただける物作りかと思います。



Slopeslow



2022aw スタート


【Utility Knitwear】

時を超えて愛用され続けるワークウェアのように、経年変化を経ても、長く愛用される、タフで上質、オーセンティックなニットウェア。


多くのワークウェアがそうであるように、容姿や性別にはこだわらず、それぞれの好みに合わせて、自由にサイズやスタイルを選択。シェフが一皿の料理を創作するように、思い描くイメージに合わせて、糸を作ることから、形にし、仕上げ方に至るまで、手間を惜しまず、最善の選択を積み重ねる。


それが、わたしたちが何よりも大切にしていること。


時を経ても、末長く愛用される一着でありますように。






デザイン / 糸作りにおいて、それぞれがスペシャリストなご夫婦2人と日本の編み手の方によって産み出されるブランドです。

(それぞれ結構なブランドを手掛けられています)





HPを見ていただけると分かるかと思うのですが、先ずLOOKがイけてます。



皆様のおかげで、多くのブランドから「展示会へ」とご連絡をいただく様になってきたのですが、ビジュアルというのは結構大事だなーと改めて思った記憶があります。

(ビジュアルとか無いので!と言うブランドもあるので、一概には言えませんが、、、仕入れる側も買う側もイメージがし易いです)





そんな中で、ブランドの展示会にお邪魔したのは去年の夏。

神田の方でした。





これまでの経歴やニットに対する考え、糸の話、、、

服を見るまでの話の方が長いんじゃないか?ってくらいに盛り上がりました。




その中で「うぉぉ、、、」と声が出てしまうほどの感動を覚えたアイテム。

それがこのカウチンでした。


Slopeslow : cowichan sweater / ¥154,000-





リーバイスにコンバース、そしてカウチン。

そんなスタイルに憧れてから久しいです…。(結局チクチクが無理過ぎて着なくなるんですけど)







そうなんです。





「カウチンって重いし、チクチクするし、暑すぎるし、、、」




大半の方がそんなイメージでしょうか?

近年では上質な素材で、、、という事も多いかと思うので、全部が全部ではありませんが、久しく「カウチン」というものに手を出していません。







けれど、このニットに触れてみてください。

袖を通してみてください。








これまでの考えが浅はかに感じます。

ニットの事、洋服に興味が無い、良く知らない人が見ても、触れても分かります。








それくらいに、凄いんですよ。

(馬鹿みたいなコメントしか出てきません、、、)






素材は、ウール 34% / コットン33% / 和紙33%。

保温性、吸湿性を併せ持っていて、実は日本の気候にベストなんじゃないの?と思わせる様な配合。




先にも出ましたが「チクチク問題」。




無いです。

結構、いや、、かなり、、、、もの凄くチクチクに敏感な私で大丈夫なので、大体の方が大丈夫かと。





そんでもって国内で手編みですよ?





ニット製造業界というのは、とにかくテクノロジーが進化している時代だそうです。
いわゆる「MADE IN JAPAN」至高主義の方でも、余裕でひっくり返る程、世界の進歩は凄い、、、と言われているニット界。


これまでは、手編みとか旧式の編み機でしか表現出来なかった様なことが最新の機械編みでは実現出来るようになり、寧ろ機械でしか表現できない手法まで出てきている、、、



これまで数多ニットを仕入れる際に色々な所で耳にしてきた話です。







手編みは、時間も、手間も、コストもかかる。
けれどこのカウチンは手編みで作る。




「人の手で編んだものにしかない「ゆらぎ」があるのだ。
自身の好物である「コロッケ」で例えると、生産ラインで作られたものは味にムラはないが、家で手作りしたものは芋のつぶし加減や野菜の大きさにムラがあったりする。ただそのムラがたまらなく美味しい。そんなニュアンスだろうか。」

※Slopeslow HPより抜粋



これに尽きます。

この文章は凄くしっくりときました。



最近流行りの赤提灯風な居酒屋とその街で何十年も世代交代しながら営業する居酒屋のコロッケを思い浮かべれば余裕でしょうか、、?






何より、手編みであれば、何年、何十年経った後でも編み直しも出来る。
サスティナブル、、がどうこう言うつもりは無いですが、原料が別途かかる事も無いので最終的にといったところ。








希少になってきている日本の編み手の継承問題。

「仕事としての手編み」が続くように、、、そんな想いすら感じるニット。



春夏シーズンにこの手のニットを入れるのはお店としては正直に悩ましいのですが、、、それでも仕入れてしまいました。




既にMサイズは完売。

Lサイズのみですが、サイズの合う方はお試しください。




「これからの時期だと長く、、、」



なんて野暮な事は言わずに。

秋冬に着ればいいやという心でご覧いただけたらと思います。





それほどに長いお付き合いになっていただけたらと思います。



店頭にはこれまで並べていなかった商品も多数展開しました。

毎週、毎日ペースで入れ替わっておりますので、次のお休みにでも足をお運びいただけたらと。




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皆様のご来店を心よりお待ちしております。



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