ションヘルリネン・キャバリーツイル・ショートスリーブシャツ


こんにちは。

TFの岡本です。

個人的に出来るだけ半袖モノは真夏以外には着ない…という謎の意地のようなものがあり、基本的には長袖を捲って着るのが好きなんですが、最近は30°を超える日もザラにあり、そろそろ半袖モノを解禁しようかななんて思っています。

店頭でも半袖が欲しいという方がどんどん増えてきており、夏の訪れを感じる最近ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日はその中でも怪物的なこちらを。


山内 : ションヘルリネン・キャバリーツイル・ショートスリーブシャツ / ¥41,800-



是枝監督の映画…じゃなくて、物としての怪物。

まあ文脈も何も全然違いますが、実物を見ていただけたらこの怪物感がお分かりいただけるかと。

通常はウール用として使用されている尾州のションヘル織機に、あろう事かリネン糸をぶち込みキャバリーツイルを織り上げるという変態生地。

綺麗な綾目が立ちつつ所々ネップやムラのある、非常に良い風合いです。



縫製もここまでするか…と舌を巻かざるを得ない仕様。



↑このサイドシーム、裏でこの綺麗さ…。




表側。

一度縫い代を割ってからそれぞれ三つ折り、左右等間隔で叩くという手間の掛かった縫製ですが、気持ち悪いくらい綺麗。

決して縫い易い生地でもないですし、縫いとアイロンワークの技術の高さが窺えます。




裾から袖先まで。完璧。





ボタンもこれでもかという程しっかりした、安定感のある根巻き。

ここだけ見るとシャツじゃなくてジャケットやコートの様。



台襟の形や仕様もシャツというよりジャケットやコートを彷彿とさせます。



洗濯表示の付け方も無駄がありません。

サイドシームの三つ折りも裾から出ないように端に少し角度をつけるんですが、綺麗すぎて怖い。


細かく見ていくとそんなシャツですが、実際に着易い形なのも良いんです。




単純にオープンカラーの半袖シャツを着る感覚に近いんですが、ドルマンとラグランの中間のような独特な袖付けや、単純なオープンカラーではないキリッとした端正な襟元が独特な存在感を放ちます。




襟型や前袖の切り替えだけ見るとバルマカーンコートの様な雰囲気もある、不思議で楽しい一着です。

神は(美は)細部に宿るとはよく言いますが、まさにそんな感じの一着。

夏のお供に怪物を。






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皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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